ドラフト候補、大院大・堀田が10K完封
「関西六大学野球・第3節1回戦 大院大11-0京産大」
今秋ドラフト候補の大院大・堀田晃投手(4年・松山商)が、京産大打線に二塁を踏ませず3安打10奪三振で完封勝利をマークした。
立ち上がりから最速145キロ、アベレージで140キロを超すストレートで両コーナーを丁寧についた。六回まで打者18人で抑える快投を演じ、打線も大量援護。結局、九回まで相手を寄せ付けることなく10三振を奪って完封した。
「きょうは真っすぐが走っていた」と振り返った堀田。前回の龍谷大戦では立ち上がりに捕まり、14安打3失点で黒星を喫した。その際に西山監督から「もう次が(プロへの)ラストチャンスと思え。同じようなピッチングをしていたら、リストから消されるぞ」と猛ゲキを受けた。
練習態度から見直し、この日の快投につなげた右腕。ネット裏には5球団9人のスカウトが視察し、阪神の山本スカウトは「ボールに力があるし、(右打者の外角へ)しっかりラインも出ている。緩急も使えているし、前週の反省をしっかりと生かしている」と評価していた。