プロ野球選手らが募金呼び掛け 熊本地震、犠牲者に黙とう
熊本県などで続く地震を受け、プロ野球では各球場で選手が募金活動を行い、犠牲者に黙とうがささげられた。16日は地震で中止となったソフトバンク-楽天を除く5試合が開催され、巨人-広島が行われた東京ドームでは巨人の長野久義選手会長が「少しでも力になりたい」と話し、広島の小窪哲也選手会長らとファンに協力を呼び掛けた。ナゴヤドームでは中日-阪神の試合前に阪神の藤浪晋太郎投手らが募金活動をした。
熊本市出身のロッテの伊東勤監督は札幌ドームでの日本ハム戦前に「個人的な感想では野球をやっている場合ではないと思う。今すぐにでも飛んで手伝いたいとか、いろいろやりたいのが本音。みんな無事でいてほしい。何もやれないのが腹立たしい」と話した。
ヤクルト-DeNAは松山市の松山中央公園野球場で行われ、大分県出身のDeNAの山口俊選手会長は「夜中はずっと揺れていたと(家族は)話していた。余震も続いているし、気の抜けない状況」と心配そうに話した。DeNAは球団と選手会で計200万円の寄付を15日に発表した。