千葉黎明が2季連続8強、川口7回完投
「春季高校野球千葉大会3回戦、千葉黎明9-1中央学院」(29日、千葉県天台)
千葉黎明が七回コールド勝ちし、昨秋に続く8強入りを決めた。
プロ注目右腕・川口廉投手(3年)が7回5安打1失点で完投。強風の中でも3四死球と制球を乱さず、直球、変化球ともに低めに集めて要所を締めた。
「風の影響で単調にならないように。センターからレフトに(風が)吹いていたけど、あえて内角を使いました」と細心かつ大胆な投球。これまでは四球で崩れることも多かったが「しっかりと切り替えてアウトを取れた」と、納得の表情を浮かべた。
「エースがきちっとしたピッチングをしてくれた。チームの安定感という意味でもよかった」と荒井信久監督。ひと冬で体重を6キロ増やし、心身ともにたくましくなった背番号1に、目を細めていた。