「広島０－６ＤｅＮＡ」（６日、マツダスタジアム）

　ＤｅＮＡは開幕４連敗を喫していたドラフト１位新人の先発・今永は７回６安打９奪三振無失点。初めて打線の援護に恵まれ、プロ初勝利を挙げた。

　チームは３連勝。この日のＤｅＮＡ打線は今永への初勝利に向け一丸ムードに包まれた。二回は無死一、三塁から今永の駒大先輩・白崎の左前適時打で１点を先制。さらに１死満塁から広島先発・横山の暴投と今永のスクイズでこの回３点を奪った。三回は２死二塁から倉本の右前適時打で１点を追加。

　六回は２死一、二塁からやはり駒大から社会人を経た新人捕手・戸柱の中前適時打で１点を加え、八回は梶谷の中越え１号ソロでリードを広げた。

　ラミレス監督からウイニングボールを贈られた今永はヒーローインタビューで「単純に遅すぎたというより、こんない勝つことが大変だとは…今はホッとしています。４敗は自分の力が足りなかったということ。今日は広島の勝つというより、過去の自分に勝ったと思います」などと喜びを表した。

　広島は連敗。ドラフト２位新人・横山は３回４安打４失点で２敗目（２勝）。