巨人・菅野 2年ぶり月間MVPに喜び
3、4月度の日本生命月間MVPが10日、発表され、セ・リーグの投手では巨人・菅野智之投手(26)が受賞した。打者は中日・ビシエド、パ・リーグは投手がロッテの涌井秀章、打者が西武・メヒアが受賞した。
菅野は3、4月を3勝0敗、防御率0・56の好成績を残し、エースとしてチームをけん引。14年3、4月度以来、2年ぶり2度目の受賞に「自分自身スタートダッシュは大切だと思っていたので、まずは良かったな、と。率直にうれしいです」と感想を語った。
4月だけに限れば33イニングを投げて防御率0・00と圧巻の投球。「防御率に関しては毎年こだわりを持ってやってますし、できすぎとも思わない。それ以上と言われれば難しいかもしれないけど、継続してやっていきたい」と、この結果に満足せずにさらなる高みを目指す考えを示した。
印象に残った試合は、4月28日の阪神戦(甲子園)だという。七回1死満塁のピンチで、代打・狩野、新井を2者連続三振に仕留めた場面を挙げ、「今まで自分の中でなかったことを出せたと思う。小林(誠)ともあうんの呼吸で、自分が投げたい球を引き出してくれました」と手応えをにじませた。だが、「まだ7試合しか投げてないので、今後もっと印象に残る試合をできたらいいなと思います」と今後の躍動を誓った。