国学院大・久保田がバースデー弾&V打
「東都大学野球、国学院大3-2東洋大」(18日、神宮球場)
国学院大が競り勝って先勝し、10年秋以来となる優勝に王手をかけた。2、3回戦のいずれかに勝利し、勝ち点を取れば、11季ぶり2度目の優勝が決まる。
主将の3番・久保田昌也外野手(4年・龍谷大平安)がチームの全3得点をたたき出す活躍。初回に先制ソロを右翼席に運ぶと、五回には押し出し四球。そして2-2で迎えた八回無死一塁から、右翼線に決勝の適時二塁打を放った。
久保田はこの日が22歳の誕生日。「昨日、みんなにサプライズで祝ってもらって、泣きそうになった。ホームランを打つと約束していたので、狙っていました」と、笑顔満開で声を弾ませた。
これでいよいよV王手。これまで、ナインの前で優勝という言葉を封印してした鳥山泰孝監督も、序盤の好機を逃した際に「こういうところでしぶとく戦っていかないと、優勝はないぞ」と、禁を解いたという。「選手は意味合いを十分にわかっている」と手応えを明かした指揮官は「しっかりと(優勝に)向き合って、明日勝つことに集中したい」と力を込めた。