国学院敗れ、優勝の行方は最終週次第に
「東都大学野球、東洋大6-5国学院大」(20日、神宮球場)
優勝に王手をかけていた国学院大が敗れ、勝ち点4で全日程を終了。優勝の行方は最終週に持ち越された。
2本塁打を浴び、二回で5点のビハインドを背負った国学院大。四、六回に1点ずつを返すと、七回に4安打を集中して同点に追いつく粘りを見せた。
だが、その裏2死から四球を与えると、続けざまに二盗、三盗を許してピンチに。フルカウントから、鳥山泰孝監督もマウンドに出向いてバッテリーと球種を確認したが、直後にまさかの暴投で決勝点を与える結果となった。
「選手は力の限りに戦ったんですけど…勝つことができませんでした」と、悔しさをかみ殺した指揮官。暴投の場面については「ああいう形になってしまったのは、リズムが狂ってしまったということ」と振り返った。
これで最終週の亜大-日大戦で、亜大が勝ち点を挙げれば亜大の優勝、日大が勝ち点を挙げれば国学院大の優勝という状況に。鳥山監督は「反省すべきは反省して、結果を待ちたい」と、努めて前向きな言葉を口にした。