巨人・秦コーチの息子がサヨナラ弾
「都市対抗野球・東京2次予選、鷺宮製作所3-2NTT東日本」(27日、大田スタジアム)
鷺宮製作所が延長十三回サヨナラ勝ちし、第1代表決定戦に進出した。
2-2で迎えた十三回1死から、秦夢有希(ゆうき)外野手が右越えにサヨナラ本塁打を放ち、3時間42分の熱戦に終止符を打った。
直前の守備では、1死満塁から左飛を処理し、本塁を狙った三走をノーバウンド返球で刺していた秦。勢いそのまま野球人生で「記憶にない」というサヨナラ弾につなげ「気持ち的には乗れました」と、声を弾ませた。
父は巨人・秦真司3軍バッテリーコーチ。目良宏監督も「もともと身体能力は高い。パンチ力はある」と評価する実力の持ち主は「まず、都市対抗本大会に出ることが目標なので、つなげられたのはよかった」と、父によく似た笑顔をはじけさせた。