張本氏、由伸監督に同情「4人いない」
野球解説者の張本勲氏が29日、レギュラー出演する「サンデーモーニング」内の人気スポーツコーナー「週刊御意見番」に出演し、10年ぶりに7連敗を喫し不調の巨人を心配した。調子が出てこない理由に、出遅れた阿部慎之助捕手に加えて、ギャレット・ジョーンズ内野手、マイルズ・マイコラス投手、新人の桜井俊貴投手の名を挙げて、「頼りの選手が4人いないんだもの」と高橋由伸監督に同情した。
番組内で巨人の7連敗が伝えられると、「巨人、心配だね」と表情を曇らせた張本氏。「高橋監督をかばうわけではないけれど、やることは全部やっているのよ。ないそではふれない。頼りの選手が4人いないだもの。阿部、ギャレット、4番の、マイコラス、去年13勝したんですよ、新人の桜井、横浜(DeNA)をご覧なさい、今永、新人でこれだけ頑張っている」と、4選手の不在が大きいと分析した。
阿部はチームの柱になるべき存在なのは間違いない。本来4番でバリバリ活躍してもらいたかったギャレットは不振に苦しみ、マイコラスはキャンプ中に右肩の不安を訴え二軍調整中。新人とはいえ、ドラフト1位の桜井は即戦力として期待されていた。
張本氏は「我慢して、大田(泰示)、岡本(和真)、キャッチャーの小林(誠司)のお尻をたたいて戦っていくんじゃないですかね」と、現状の戦力でやりくりしていくしかないと語った。