日本ハム・大谷 7回1失点&猛打賞
「楽天3-12日本ハム」(29日、コボスタ宮城)
日本ハム・大谷翔平投手が「6番・投手」で先発出場。投げては7回4安打1失点で3勝目、打っては3安打1打点と“二刀流”で活躍した。
投手の猛打賞としては、2014年3月30日の阪神戦で巨人・大竹寛投手がマークしているが、DH制が導入されているパ・リーグの投手としては、2005年にセ・パ交流戦が行われるようになってからは初となる。
打線は中田、レアードの2人が2本塁打を記録。16、17号を放ち、2試合連続2発となったレアードは、今月だけで12本と量産している。
大量援護を受けた大谷は最速161キロの直球とカーブ、高速フォークを中心に楽天打線を抑え込んだ。
プロ4年目で初のDH解除での出場には、「大量援護もあったのでゆっくりマウンドに行けた」と疲れも見せずに涼しい顔。打者としては11試合連続安打もマークした二刀流は、31日から始まる交流戦について「打って投げてチームに貢献したい」と話していた。
楽天は、先発の釜田が誤算で3回2/3を7失点。また、この日から1軍昇格したオコエが途中出場し、大谷との初対戦が実現したが、三ゴロに倒れ、大谷が先輩の貫禄を見せつけた。チームも12球団最速で30敗目を喫した。