履正社の寺島が5回4安打無失点の好投

 「春季高校野球近畿大会・1回戦、履正社10-0有田中央」(29日、紀三井寺球場)

 履正社が有田中央に五回コールドで勝ち、準決勝に進出した。ドラフト1位候補・寺島成輝投手(3年)が、5回4安打無失点の好投。大阪大会準決勝・汎愛戦と比較すれば状態は良くなかったが、打たれた安打はいずれもシングル。直球の最速は144キロを計測し、実力の違いを示した。

 投球の9割がストレートだったが「きょうは粘られていた。コースなり、キレが良くなかったと思います」と振り返った寺島。それでも三回までに4三振を奪い、「狙ったところで三振を取れた部分もあった」と言う。

 夏に向けて「上のレベルが相手なので、自分のストレートがどこまで通用するか試したい」と今大会のテーマを口にした。6月4日の準決勝では智弁和歌山と対戦する。

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