中央学院大4強!代打の椿が初アーチ
「全日本大学野球選手権・準々決勝、中央学院大4-1東海大北海道」(9日、神宮球場)
中央学院大が東海大北海道を終盤に突き放し、05年以来11年ぶりに4強へ進出した。八回に代打で登場した椿大内野手(2年・成田)が、公式戦大学初アーチとなるダメ押しの一発を放った。
「しっかり一振りで捉えられた」と振り返った椿。真ん中高めの直球をしっかりと振り抜き、左翼席へたたき込んだ。「もう興奮して」と喜びを噛みしめながら早足でダイヤモンドを守ったが、本塁の右打席付近で掘れた足場にはまってしまいまさかの転倒。何事もなかったかのようにベンチへ戻ったが「スタンドがざわついていたので、やらかしてしまった…。かなり恥ずかしいです」と目を伏せる。
それでも「初ホームランがこういう形になったので、いい思い出になりました」と語った椿。同級生のエース・石井がアクシデントのため二回の投球練習中に緊急降板した。「今まで勝ちをつけてあげられない試合もあった。余計にきょうは負けられないなと思いました」と友の奮闘に応える一発でもあった。