中京学院大、史上7校目の初出場初優勝
「全日本大学野球選手権・決勝、中京学院大5-2中央学院大」(12日・神宮)
初出場の中京学院大が中央学院大を下し、初優勝を果たした。初出場初優勝は93年の青学大以来、23年ぶりとなる史上7校目の快挙となった。
試合は二回に楠の右中間二塁打と相手の失策で2点を先制。1点差に迫られた直後の五回には1死満塁から山崎の中前2点打などで一挙3点を奪い、中央学院大を突き放した。
投げては今大会、先発・リリーフと全5試合でマウンドに上がっているエースの柳川が完投。2回戦で桐蔭横浜大、準々決勝で亜大らのシード校を破った。準決勝・奈良学園大戦では、敗色濃厚の九回1死から2点差をひっくり返しての逆転勝利。抜群の勢いを最後まで保ち、トーナメントを勝ち上がった。
近藤正監督(68)は「本当に信じられない。何が何だか分からない感じです。選手たちはここにきて、一つ一つうまくなっていったような気がします」とコメント。インタビュアーから選手たちに一言と求められると「おめでとうございます」と語り、球場内に大きな歓声が沸き起こっていた。