兵庫大会で主将の代役が選手宣誓を引く
第98回全国高校野球選手権兵庫大会の組み合わせ抽選会が28日、明石市内で行われ、開会式の選手宣誓を津名・中嶋稜主将(3年)が務めることが決まった。だが本人は体調不良のため授業を欠席しており、代役として出席した片岡保稀捕手(3年)が、まさかの“当たりくじ”を引いた。
選手宣誓が決まって壇上に呼ばれた片岡は、どこか気まずそうな表情を浮かべた。そして「僕はキャプテンの代役なんですが…選手宣誓を引いてしまいました」と言うと、会場内は大爆笑。この日、津名の中嶋主将が体調不良のため登校できない状態だった。
そのためチーム内で誰がくじ運がいいかを抽選し、選ばれたのが片岡。その強運を本番でもいかんなく発揮し、出場162チーム中唯一の大役を引き当てた。
「本当にビックリしました。人生で一番のヒット?そうです」と語った片岡。選手宣誓については「キャプテンに頑張って欲しいと思います。監督には?(選手宣誓を)引いてきましたと言いたいです」と誇らしげに胸を張っていた。