楽天・銀次が逆転打 枡田のゲキ効いた
「楽天3-2西武」(1日、コボスタ宮城)
楽天が、銀次の値千金の一打で逆転勝ちした。2点を追う六回、藤田、島内の連打とウィーラーの死球で無死満塁のチャンスをつかむと、銀次が西武の先発・高橋光から右翼線へ走者一掃となる二塁打を放ち、逆転した。
先発の則本は三回に自らのけん制悪投などで2点を失ったものの、以降は得点を許さず、七回2死満塁のピンチも、秋山を空振り三振に仕留めた。その後は、八回をミコライオ、九回を松井裕が締め、リードを守り切った。則本は8勝目(4敗)、松井裕は17セーブ目。
ヒーローの銀次は試合後のインタビューで「ここで打たなきゃ、(枡田)慎太郎にまた怒られるかなあと思って打席に立ちました」と第一声。実は、6月25日のソフトバンク戦で代打逆転本塁打を放った枡田がヒーローインタビューで「銀次とかが、もっとしっかり打ってくれれば、チームも乗っていけるので」と話し、名指しで“叱咤”されたことを受けての発言で、「慎太郎が見ている中で打てて、本当に幸せです」と、ファンを笑わせていた。
西武・高橋光は五回まで散発3安打に抑えながらも、六回に突如、崩れた。打線も四回以降、再三得点圏に走者を進めながら、あと一本が出ず、5連敗となった。