フィギュアスケートのアイスショー「プリンスアイスワールド」の横浜公演が２６日、初日を迎え、浅田真央（２３）＝中京大＝、町田樹（２４）＝関大＝らがゲスト出演した。

　真央はゴールドの衣装で今季のエキシビション「スマイル」を優雅に舞い、観客を魅了した。“氷上の哲学者”町田は、この日のために新作を用意。トレンチコートにハット、そしてくわえ煙草姿でシャンソンの名曲「ジュ・トゥ・ヴー」にのり、独特の“町田ワールド”を繰り広げた。

　公演後の会見で、町田は「フランスの写真家ロベール・ドアノーさんの『パリ市庁舎前のキス』という一枚の写真からインスピレーションを得て作りました。舞台は１９５０年代のパリでそこに住むある男女の物語です」と説明したが、あまりに深すぎる世界観に真央らは苦笑いを浮かべていた。