潮田玲子 難病バドミントン少女を支援
元バドミントン選手の潮田玲子が難病を抱えた1人の高校生少女と出会い、1日更新のブログで彼女のことを伝えた。
多発性硬化症という難病を抱えた「ほたるちゃん」のことを潮田が知ったのは、彼女から届いた一通の手紙で。
「そこにはバドミントンへの想い、病気のこと、そしてこれからの願いなどが書かれていました」
潮田は6月28日、鳥取県バドミントン協会創立60周年記念イベントで講習会を開催した。その地で、潮田はあらかじめ手紙を読んでいたほたるちゃんと出会った。
1日のブログでは、最初にほたるちゃんとのツーショットを掲載した。潮田と顔を寄せ合い、ピースサインした2人はとてもいい笑顔を浮かべている。
「一見普通の女の子に見える彼女ですが、実は多発性硬化症という難病を抱えています」と潮田はほたるちゃんの紹介を始めた。
小学1年生のころからバドミントンを始めたほたるちゃんは高校生になったある日、体に不調を覚えた。最初は風邪かと思ったが、だんだん足が動かなくなり、やがて病名を告げられた。「何らかの原因で脳からの指令がうまく伝わらず歩行困難や言語障害など自分ではコントロールできなくなる難病」(潮田のブログから)だった。
懸命なリハビリと治療のおかげでステッキを使えば自分の足で歩けるようになったほたるちゃんだが、今は言語障害もあり、うまく話をすることもできない状態だった。
「しかしそんな彼女はとーーーっても明るく笑顔が素敵な女の子でした」
ほたるちゃんのモットーは「笑顔で明るく前向きに。一日生きれた幸せに感謝。人の何千倍も強く生きる」。発病当初は「なんで私が?」と夜な夜な泣き明かしたほたるちゃんだが、「今では病気を通じて幸せや感謝を知り、強い自分になれました」と潮田に話した。
「高校生の間にもう一度だけコートに立ち大好きなバドミントンがしたい」というほたるちゃんは、「難病に負けずに頑張っている自分を知ってもらい、たくさんの人に少しでも元気や勇気を与えたい」と潮田に力強く語り掛けた。
だから潮田も「こうして私たちには想像もつかない大変な事にもめげずに前向きに強く生きるほたるちゃんを皆さんも応援してあげてくださいね!」と発信することで、ほたるちゃんを支援した。
「あなたの頑張りは必ずみんなに届くし、はじけるような笑顔は周りの人を幸せにします!」-。
潮田のこのブログ書き込みに対して、ほたるちゃんはコメントを投稿してきた。
「潮田さんありがとっ!こんなふうにブログに書いてくれて、すごくうれしい」「潮田さんに出会えて、私は、本当によかった!!!」「潮田さんの力強い言葉!そして、明るい笑顔は、一生忘れません!」その言葉の一つ一つが、感謝と希望にあふれていた。