野村忠宏 今度は左膝故障しピンチ

 柔道で五輪3大会連続金メダルを獲得した野村忠宏(39)が22日、左膝の軟骨を痛めて23日から始まる全日本実業柔道個人選手権を欠場することを公式ブログで発表した。

 野村は「昨年11月に右肩の手術を受け、再び実業個人選手権に向けてスタートを切りました。まだ万全とはいえないものの、元気な学生達と激しい稽古が出来るまでに回復しましたが、先月末、稽古中に左膝の軟骨を痛めてしまいました」と報告。約5キロ減量して復帰を目指したものの、いまだに「少し不安定な状態で力が加わると膝がゴリッっとずれるような感覚」があるため、今大会出場は見送った。

 今年12月には40歳となる年齢に加えて度重なる故障。「今はハッキリしたことは言えませんが、怪我だらけの体と向き合いながら後悔のない道を進んでいきたいと思います」と、明言はしないながら、野村は選手生活の土壇場に立たされたと言えそうだ。

 野村は07年に右膝のじん帯を断裂、翌08年には手術を受けてロンドン五輪を目指したものの果たせず、昨年11月には右肩の手術も受けたが、なお現役生活を続行している。

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