テニスの全米オープン男子単で日本人初の準優勝を果たした錦織圭（日清食品）が１６日、所属先である東京都内の同東京本社を訪問し、帰国報告会を行った。

　約１１０人の同社社員から黄色い声援を受けて登場した錦織は、日清食品ホールディングスの安藤宏基代表取締役社長・ＣＥＯにウィンブルドン選手権で使用したウエアをサイン入りでプレゼント。「良いニュースを届けられるよう、次は優勝を目指してがんばりたい」と笑顔をみせた。

　さらには錦織へのビデオメッセージには、幼少期から関係が深い松岡修造氏が登場。「苦しい時期もあったと思う。全米オープンで僕は圭からテニスを学んだ。テニスにとっては（自分の）師匠」と師弟関係の“逆転”を宣言していた。

　また、日清食品は錦織の活躍を記念して、同社の主要商品であるカップヌードルの「錦織圭　記念パッケージ」を９月下旬から数量限定で発売すると発表。錦織は「昔から食べていたカップヌードルの表面に自分が入っているとは、すごいうれしいです」と語った。