テニスの全米オープン（ＯＰ）男子シングルスで、日本人初の準優勝を果たした錦織圭（日清食品）が１６日夕、今月下旬から行われる楽天オープンの開催を前に、同大会のスポンサーレセプションに登場した。

　１３日に帰国してからは、多忙な日々が続いているという錦織。４大大会で日本勢初の男子シングルス準優勝という快挙による、国内のフィーバーぶりに「多少は想像していたんですけどね。僕よりも周囲が気を遣ってくれています。本当はもう少し出歩きたいけど、なかなかそうさせてくれません」と苦笑いを浮かべた。

　それでも、所用で地元の島根県松江市に帰省。３日前の帰国時に「食べたい」と話していた、ノドグロやアユにも舌鼓を打ったという。ここ３日間はラケットを握らず、激闘の疲れを癒やしている状況だが２２日開幕のマレーシアＯＰに向けては「気持ちもリフレッシュできた。明日（１７日）からは練習を再開させます」と気合を入れ直す。

　大きな結果を残した後だが、残りのシーズンも「（全米ＯＰ準優勝だが）喜びとともに悔しさもあった。今年にかける意気込みも強いですし、また高い目標をもってやりたい」と全力で挑む考えを示した。