デュエットで乾・三井組が銀メダル

 「アジア大会・シンクロ」(20日、仁川) シンクロのデュエットが行われ、乾友紀子(23)=井村シンクロク=、三井梨紗子(20)=東京シンクロク=組が181・5388点で銀メダルを獲得。今大会五輪競技での第1号メダルとなった。

 12年ロンドン五輪で初のメダルなしの屈辱を味わったお家芸が、復活ののろしを挙げた。

 今年2月に日本の黄金時代を作り上げてきた金子正子チームリーダー(70)と、井村雅代コーチ(64)が復帰してから、初の国際大会で“マーメイドジャパン”が再生への第一歩を刻んだ。

 フリールーティーンでは、テンポの速いジャズに乗り、躍動的な演技を披露。演技後には頷きながら拍手をおくる金子、井村両氏の姿があった。2人から「日本のこれからを。“やるんじゃないか”というのを見せてきなさい」と送り出されたというロンドンを経験している乾は「自分たちが練習してきたことを今日は出せた。(中国に)迫ってきているというのを見せられた。自分たちが成長しているという実感はある」と、手応えを口にした。

 採点方法が若干変わったものの、中国のデュエットとの差をロンドン五輪時の6・130点差から、今回は3・6463点差まで詰めた。金子チームリーダーも「よく頑張ったと思う。まだまだ教えること、注意することはあるけど、1つ1つ積み上げていけたら。日本のこれから目指すべきものが見えた」と、評価した。

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