風に負けず 山口が格上下し白星発進
「仁川アジア大会 第5日」(24日、桂陽体育館)
韓国による空調操作疑惑に揺れる中、バドミントン個人戦が始まり、日本勢のトップバッターとして登場した女子シングルスの世界ランク71位の山口茜(17)=勝山高=は1回戦で世界ランク33位のマレーシア選手を21‐14、21‐16のストレートで下し、2回戦に進出した。
世界ジュニア選手権2連覇中の新鋭は、会場に吹く強い風にも負けず、世界ランクで格上の相手に完勝。山口によると、この日は男子の団体戦でのように、風の方向が変化することはなかったが、コートには縦風と、通常バドミントンにはあまりない強い横風が吹いていたという。序盤はその影響でショットがアウトする場面も目立った。「横風もたまにはあるけど、プレーしている時に感じるようなのはない。自分でも調整していたけど、それ以上に強い風が吹いていた」と話した。
2回戦は地元韓国のペ・ヨンジュと対戦。大アウェーでの試合となるが「風だけ意識せず、いつも通り自分のプレーをしたい」と、意気込んだ。