錦織 貫禄のストレート勝ちでが4強
「男子テニス 楽天ジャパンオープン 第5日」(3日・有明テニスの森)
シングルス準々決勝で世界ランキング7位の第4シード、錦織圭(日清食品)が、同34位のジェレミー・シャルディー(フランス)をストレートで下し、4強入りを果たした。
貫禄の勝利だった。第1セットで第1、2ゲームと立て続けに落としたが、そこからは実力を発揮。6‐4と第1セットをものにした。第2セットは第1ゲームでいきなりブレークすると、その後はシャルディーを圧倒。試合後には「相手も最初、良いプレーをしていたし、風もあったのでやりにくい部分があった。ただ、大事なところで自分の攻撃的なプレーができた」と振り返った。過去の対戦成績では1勝2敗だった相手に勝利。成長を見せつけた。
マレーシア・オープンから続く激闘での疲労に加え、前日には右臀部(でんぶ)を痛めた。この日も、第2セットの第5ゲーム後にタイムアウトをとってコート上で治療を行うなどコンディションは万全ではないが「ここまで来たら決勝進出、優勝を狙いたい」と意気込みを語った。