青木団長アジア大会総括 冨田にも言及
「アジア大会・最終日」(4日、仁川)
仁川アジア大会最終日を迎えた4日、日本選手団の青木剛団長(67)らが仁川市内のメーンテーブルプレストセンターで総括会見を行った。
施設、運営面の不備でさまざまな問題が勃発した大会となったが、青木団長は「韓国政府、組織委員会の万全の対応で、安心して大会に臨める環境をつくっていただいた。エレベーターが動かない。お湯が出ないなどもあったが、迅速に対応して改善していただいたし、食事もおいしかった。スムーズに大会を終えられる。20年東京五輪のとても参考になった」と話した。
日本選手団の金メダル獲得数46個、メダル総数195個は3日終了時点で、中国、韓国に次ぐ3位。高田裕司総監督(60)は「厳しい結果。女子の選手の金メダルが減ったのが、大きな要因かなと思う」と総括した。
また、競泳の冨田尚弥が、韓国メディアのカメラを盗み、選手団を追放された問題で、冨田が帰国時に「僕、やってないです」と話したとされる件について、青木団長は「メディアの報道で確認したが、通常の精神状態ではなかったと思う。これに対してのコメントはない。今のところJOCとして、本人に状況を確認することは考えていない」と話すにとどめた。