窃盗の冨田、デサントが解雇発表
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日本水泳連盟は7日、倫理委員会と常務理事会を開き、アジア大会で韓国メディアのカメラを窃盗し、日本選手団追放、略式起訴の処分を受けた冨田尚弥(チームアリーナ)について、2016年3月31日までの選手登録停止処分とする案をまとめた。
規定で最も重い永久停止処分も検討されたが、被害者との示談が済んでいる事情や、被害者から「選手生命を絶つような処分はしないで欲しい」という要請があったことが考慮され、16年リオデジャネイロ五輪の最終選考会となる同年4月の日本選手権には出場できるように調整された。
冨田には2週間以内に決定に対する不服申し立ての権利が与えられる。同案は30日の臨時理事会で審議される。
また、7日夜には所属先のデサントが契約社員の冨田について、社内規定に基づき同日付で解雇処分としたことを発表した。担当役員および管理監督者であるチームアリーナ監督についても、厳重注意ならびに厳正な処分が行われた。