リード姉弟「クリスは膝が壊れるまで」
バンクーバー、ソチ両冬季五輪フィギュアスケート・アイスダンスの日本代表コンビ、キャシー・リード(27)、クリス・リード(25)姉弟=ともに木下クラブ=が13日、自身の公式ブログを、更新し、右膝に故障を抱える弟・クリスの状態を明かした。
リード姉弟は3月の世界選手権後、クリスが膝の半月板の手術を受け、5月には活動の拠点を米ミシガン州カントンに移した。オフのトレーニングを挟み、新シーズンを迎えた現在は、新しいスタイルの構築とテクニックの習得に取り組んでいるという。
今月初旬には日本へ戻り、4日にさいたまスーパーアリーナで行われた「カーニバル・オン・アイス」に出演。その合間に都内のオリンピックセンターでクリスは整形外科医の診察を受け、MRIを撮影。膝は半月板の傷が消え、骨挫傷の症状はなくなったが、骨に炎症があり、痛みを覚えているという。
リード姉弟は19日からデトロイトで行われるスケート・アメリカの棄権を余儀なくされたという。クリスの膝の痛みの原因は、半月板が薄くなったことで、炎症が起こりやすくなったためで、25歳のクリスの“膝年齢”は60歳くらいの状態だという。
リード姉弟はブログで、今後もけがと向き合いながらトレーニングを続け、「クリスは膝が完全に壊れるまでアイスダンスを続けるでしょう」と競技生活を継続していく決意を吐露。日本では11月下旬に大阪・なみはやドームで行われる、グランプリシリーズのNHK杯に出場する方針を明らかにした。