高橋大輔「もやもや残る」と引退決意
フィギュアスケート男子の2010年バンクーバー冬季五輪で銅メダル、同年の世界選手権では王者に輝いた高橋大輔(28)=関大大学院=が現役引退の意志を固め、14日、岡山市内で発表した。
岡山市内での表彰式に出席した際に、「引退することを決断しました。急な決断で、1年、2年、考えて引退するのか現役続行するのか決めていこうかと思ったんですけど、悩んでいても気持ちの中にモヤモヤしたものが残っている自分がいた。次に進むには1度、線を引くということで、引退したいなということで…。すごく急なんですけど決断しました」と発言した。
高橋は、集大成と位置付けた今年2月のソチ冬季五輪では右膝故障の影響もあり6位に終わり、日本開催だった3月の世界選手権を欠場した。今季は休養することを表明し、その間に「(進退を)考えようと思う」と話していた。
今後の目標については、「これからの人生が長いと思います。情熱がもっともっとないとやっていけないと感じているので、(これから)決めていきたいなと。目標というのは決まっておりません。現役を引退するということだけは決めて、次に進んでいきたい」と語り、具体的には触れなかった。