中大、伝統守った86回連続箱根出場
「箱根駅伝予選会」(18日、陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園=20キロ)
来年1月2、3日の箱根駅伝本戦出場の10枠を目指し、48校が参加した。本戦最多14度の優勝を誇る名門中大は、上位10人の合計タイム10時間11分37秒で7位に入り、86回連続の本戦出場を決めた。 昨年の予選会は12位で通過。90回の記念大会で枠が13だったことに救われた。今年も全日本大学駅伝の出場を逃すなど不振が続き、主力の故障もあり、今大会も予選落ちの危機がささやかれていたが、何とか伝統校の意地を見せた。チームトップの16位に入った新庄翔太(4年)は「前評判もあったし、伝統のプレッシャーもあったけど、僕が走ればチームが乗ってくると思って走った」と、喜びを噛みしめた。 本戦には今回故障で欠場した主力選手の復帰も見込まれる。浦田春生駅伝監督は「これからチーム内での勝負が始まる。自信を持って、本戦に臨みたい」と、復権の足がかりにする構えだ。