川内 ビジネス席でニューヨークへ
仁川アジア大会男子マラソン銅メダリストの公務員ランナー、川内優輝(27)=埼玉県庁=が30日、ニューヨークシティマラソン出場のため、成田空港から出発した。
アジア大会で金メダルを逃し、日本代表争い一時撤退を表明してからは、初めてのマラソン。2時間3分台の記録を持つムタイ、キプサング(ともにケニア)、ロンドン五輪覇者のキプロティク(ウガンダ)と世界大会並みのメンバーが揃った一戦に向け「昨年大会は11番。せめてトップ10と思っていたので、悔しい順位だった。昨年の今井(正人)さんの6番が日本人の最高順位。6位以内を目指していきたい」と、意気込んだ。
往復の航空機は主催者側がビジネス席を用意。現地では“アルティメットアマチュアランナー”と紹介される男への期待値は高い。「往復でビジネスは初めて。それだけ期待されている」と、表情を引き締めていた。