“ポスト理恵”永井けん引で日体大V
「体操・全日本団体選手権・最終日」(2日、代々木第一体育館)
男女決勝が行われ、男子は世界王者の内村航平(25)擁するコナミが272・600点で、4・4点の大差をつけて2年連続4度目の優勝を飾った。女子は日体大が165・300点で2年ぶり21度目の優勝を果たした。
女子はダイナミックで美しい演技と、キュートな笑顔から“ポスト田中理恵”の呼び声高い日体大の永井美津穂(21)が、得意の跳馬で14・750点、床運動で13・550点と全体1位の得点をマークし、チームをけん引。2年ぶりの優勝に導いた。
今季はアジア大会で主将も務めた遅咲きのヒロインは「跳馬でいい演技ができて、伸び伸びできた。(2位だった)去年の悔しさをみんなで晴らせた」と、声を弾ませた。
大学入学したての12年4月に右アキレス腱を断裂したが、持ち前の負けん気で復活。ケガを乗り越え力をつけてきた姿は、大学の先輩の田中さんの足跡とだぶる。来季は大学4年生。「大学最後の年だし、全部の試合を笑顔で終われるようにしたい」と、意気込んだ。