冨田 競技は現役引退の可能性を示唆
仁川アジア大会期間中に韓国通信社のカメラを盗んだとして略式起訴された競泳男子の冨田尚弥(25)が6日、名古屋市内で会見を開き、同件について“冤罪”を主張した。
一方で競技生活についてはこのまま現役を退くことが濃厚となった。アジア大会以降、プールには入っておらず、練習はできない状況。所属のデサントは解雇されたため、後ろ盾もない状態だ。
12年ロンドン五輪出場を逃してからは練習拠点を米国に移しており「コーチからは『水泳以外に何ができるんだ』と言われているが、給料がない状態で米国で続けるのは難しい。今から水泳をやろうかなという気持ちにはなれないし、もし裁判をやるなら、裁判をしながら世界と戦うようなキツイ練習はできないと思う」と話した。