逸ノ城 日馬富士との初対決に迷いなし
大相撲の新関脇・逸ノ城(21)が7日、福岡県古賀市の湊部屋宿舎で九州場所(9日初日、福岡国際センター)へ向け、最終調整を行った。番数はぶつかり稽古を含め全部で21番にとどめたが、手ごたえは十分の様子。「なんかホントにいい感じです。ひざと股関節回りが大分よくなったと思います。足も前みたいに動いているので、気持ちもいい感じになってきた」と底抜けの笑顔で自己分析した。
帯状疱疹で先月入退院してからも調子は整わず、今月に入って骨盤のゆがみも発覚。急きょ5日から1泊2日で、大阪府茨木市内の接骨院で治療を受けた。この“弾丸治療ツアー”の効果で体調が急回復。この日は本番へ向け、調子の最終チェックを行ったが、結論は「はい、大丈夫です。出稽古をしなかった不安もない」だった。
初日の相手は右目周辺の骨折から復帰する横綱日馬富士。巡業でも胸を合わせたことがなく、まったくの初対決となるが「余計なことは考えず、思い切り前へ出るだけです」。復調した怪物に迷いはない。