羽生、流血アクシデントも入魂の2位 過去には安藤と村主も激突
「フィギュアGPシリーズ第3戦・中国杯」(8日、上海)
ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(19)=ANA=が6分間練習での激突、流血アクシデントを乗り越え、男子フリーで魂の演技を見せて154・60点をマーク。合計237・55点で、2位に輝いた。1位は157・38点(合計243・34点)のマキシム・コフトゥン(ロシア)。
フィギュアスケートの過去の主なアクシデントは次のとおり。
◆練習中の激突 08年全日本選手権の女子フリーの6分間練習で安藤美姫と、村主章枝が衝突。両者とも大きく転倒した。それでもともに意地を見せ、村主はSP5位から逆転で2位、安藤も3位を死守し、世界選手権代表入りを決めた。
◆ズボンのチャックが全開 09年中国杯男子フリーで、織田信成が「チャップリンメドレー」を演技中、ズボンのチャックが全開に。“チャックリン”の異名がついた。
◆靴ひもが切れる 10年バンクーバー五輪男子フリーで、演技中に織田信成の靴ひもが切れる演技を中断。SP4位からメダルを狙っていたが、7位となり、「ショックが大きくて言葉にならない」と涙した。
◆スケート靴のボルトが外れる 11年世界選手権男子フリーで連覇を狙った高橋大輔がジャンプ後、スケート靴のボルトが外れるアクシデントで演技を中断。5位に終わった。