スポーツキャスターの松岡修造（４７）が１２日、自身のブログを更新し、ＡＴＰツアー・ファイナルに出場中の錦織圭（２４＝日清食品）が準決勝に進出するカギはサーブにあるとつづった。

　勝てば準決勝進出に大きく近づくミロシュ・ラオニッチ（２３＝カナダ）との第３戦（１３日）へ「対戦成績４勝１敗で、圭が有利に見えるかもしれないが、、、本当に苦しい試合になるだろう」と予想した。ラオニッチは世界ナンバー１サーバーと言われており、相手のサービスゲームを取る（ブレークする）のは簡単ではない。そのため、錦織がブレークするまで自分のサービスゲームを落とさないことが重要だと指摘した。

　「ラオニッチに対し、全米オープン、楽天オープンも含め、接戦を制してきたのは、大事なところでサービスが思うように決まっていたからだ。一方、敗れたウインブルドンではサービスが乏しかった」と訴えた松岡氏の最大のメッセージは「サービスを蘇らせろ。大丈夫なぜなら、、、サービスは唯一テニスで相手にコントロールされないショット！」だった。

　錦織は今大会、サーブがあまり入っていない。２本ともサービスを外し相手にポイントを献上してしまう「ダブルフォールト」はフェデラー戦で５本、マリー戦では８本もあった。第１サーブの精度もフェデラー戦で５３％、マリー戦は４６％と課題となっている。