白鵬、逸ノ城を寄せ付けず
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「大相撲九州場所・九日目」(17日、福岡国際センター)
横綱・白鵬は新関脇の逸ノ城を豪快な上手出し投げで下し、2場所連続で力の差を見せつけた。
立ち合いで若干、腰が伸びた形になった逸ノ城に対し、白鵬は万全の形ですぐに左上手を引いた。直後に体を開いて左から強烈な出し投げを繰り出すと、逸ノ城はなすすべ無く土俵にばったりと手を突いた。
新鋭の挑戦を2場所連続で退けた白鵬は、「逸ノ城は、まだ長い相撲を取るのは早いのではないかな?」と余裕の表情。1敗を守って勝ち越しを決めると同時に、今年の勝ち星を75とし、単独の年間最多勝も確定させた。
また、前日の照ノ富士戦で勝負がついた後の土俵下でダメ押しをしたことを受け、この日、師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)が審判部で注意を受けたが「(それは)いいから」と受け流した。