高橋大輔 スケートから「離れたい」
フィギュアスケーターの高橋大輔(28)が25日、GPシリーズ第6戦・NHK杯(28日開幕、大阪・なみはやドーム)の出場を目指す羽生結弦(19)=ANA=についてコメントした。羽生の出場については、日本スケート連盟が25日、26日の非公式練習の状態を見て判断すると発表している。
高橋はこの日、都内で行われた映画「くるみ割り人形」の試写会イベントに出演。映画の全国公開日にあたる29日と日程が重なっているNHK杯の話題を振られた。
高橋は「出場できるということは体の方も大丈夫ということだと思う。できるのであれば、その心配がなかったことは良かったなあと思っています」と回復が順調である前提で、知らせを喜んだ。
「無理して出るのであればとめた方がいいのかなと思いますけど、そうではなく、ちゃんとした状態で出ることができるのであれば応援したいと思います。ぜひ頑張ってほしいです」とエールを送った。
羽生は今月8日、中国杯の練習中に中国選手と激突し負傷。直後の演技はやり遂げたものの、帰国後に頭部挫創、下顎挫創、腹部挫傷、左大腿挫傷、右足関節捻挫により、全治2~3週間と診断された。その後は地元の仙台でリハビリしていた。
10月14日に競技生活からの引退表明会見を行った際、「自分の中で次に目標ができたわけでもないし、これから考えたい」と早期のプロや指導者への転身は否定していた高橋。この日も、今後について、来年2月までアイスショーに参加した後は「(スケートから)1年ぐらい離れて暮らしたい」と心身ともにリフレッシュしたい意向を改めて明かした。