国立競技場解体落札、また保留に 最低価格下回る

 日本スポーツ振興センター(JSC)は2日、2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場として建て替える国立競技場(東京都新宿区)の解体工事業者を決める3度目の入札を行ったが、落札が保留になったと発表した。応札額が、工事の質を保つためにJSCが設定した最低価格を下回ったためで、JSCは契約内容を履行できるかを調査した上で落札業者を決める。

 応札額が最低価格を下回ったのは2度目の入札に続いてで、調査には少なくとも1週間かかるという。当初7月だった解体開始は来年1月になる見通しだが、業者決定が遅れればさらにずれ込む懸念も出てきた。

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