バド全日本男子・桃田賢斗が8強入り

 「バドミントン・全日本総合選手権・第3日」(4日・代々木第2体育館)

 男子シングルス2回戦などが行われ、桃田賢斗(20)=NTT東日本=が山口容正(日大)に2-0でストレート勝ちし、準々決勝へ進出した。

 サウスポーから繰り出される、桃田の躍動感のあるスマッシュが次々と相手コートを襲う。第1ゲームは21-14、第2ゲームは21-7。「やりづらい」と苦手意識のある同世代の相手をねじ伏せ、圧倒した。

 前日には同じNTT東日本所属で、大会6連覇中の田児賢一が左足首の捻挫で棄権した。田児からは前日、LINEで激励のメッセージが届いたという。「田児さんが出てないから、簡単に他の所属の選手にカップを渡したくない」と、後輩としてのプライドをにじませた。

 「優勝はしたいというより、しなければいけない。田児さんの次は自分だと思っている」。初の日本一へ、“次代のエース”が力強く語った。

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