スーパー女子高生 山口茜が4強入り

 「バドミントン全日本総合選手権・第4日」(5日、代々木第二体育館)

 女子シングルス準々決勝などが行われ、世界ジュニア女王の山口茜(17)=勝山高校=は、2年前の覇者、今別府香里(ヨネックス)と対戦。2-0でストレート勝ちし、4強入りを果たした。

 第1ゲームは、序盤は一進一退の展開も、最後はネット際に落とすショットで先取した。第2ゲームは、5連続でポイントを奪われる場面もあったが、落ち着いてポイントを重ね、大会優勝経験のある相手を破った。

 注目度が増す中、この日は6台のテレビカメラが山口の戦いを追った。「カメラは意識してしまう」と話すものの、ミスもあったが、それを引きずらなかった。「切り替えが早くなった、と書いておいてください」。海外大会を経験し、プレー以外でもたくましさをうかがわせた。

 昨年大会は準決勝で敗れ3位。「昨年はどこまでいけるかと臨んだ。今年は勝ちにいく」。2011年の奧原希望以来となる、高校生での優勝まであと2勝。17歳の“スーパー女子高生”が一気に駆け上がる。

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