空手が東京五輪種目採用をアピール
国際オリンピック委員会(IOC)が8日の臨時総会で、実施競技28競技の上限を撤廃し、開催都市が追加提案できる改革案を承認したことを受けて、20年東京五輪での競技採用を目指す全日本空手道連盟が9日、会見を開き、採用を“アピール”した。
同連盟の栗原茂夫副会長は「(改革案承認は)空手界にとって、歴史的な瞬間。全世界の空手愛好者6000万人にとってこれ以上ない喜び。沖縄で発祥した空手が五輪という夢舞台のスタートラインに立つことができた。今日から採用に向けて多くの同志と力を合わせて取り組んでいきたい」と、意気込んだ。今年の世界選手権組手女子68キロ超級銅メダリストの植草歩(帝京大)は「五輪をテレビで見てきて、出たいと思っていた。私が出ることで、今頑張っている子供達に感動と希望を与えられたら」と、思い描いた。空手は過去3度採用候補として挙げられたが、投票で不採用となっていた。
追加競技は東京五輪組織委員会が来年2月にIOCに提出する基本計画に盛り込まれる見込みで、空手のほか、野球・ソフトボール、スカッシュなどが候補に挙がっている。