卓球GファイナルVの14歳ペアが帰国
卓球のワールドツアー・グランドファイナル(タイ、バンコク)の女子ダブルスで、同種目で日本勢として初優勝の偉業を成し遂げた平野美宇(14)=エリートアカデミー=、伊藤美誠(14)=スターツ=組が14日、羽田空港に帰国した。
中国勢が出場していないとはいえ、世界の強豪を撃破した14歳ペア。伊藤が「すごいうれしいけど、ビックリ」と笑えば、平野も「レベルが高い試合だし、優勝を目指していたけど、まさか本当にできるなんて。ビックリしました」と、声をそろえた。
史上最年少優勝を果たした3月のドイツ・オープンでは、優勝賞金は5000ドル(約59万5000万円)と聞かされ、驚いた顔が世界に配信され、話題を呼んだ2人。今大会の優勝賞金は、その8倍の4万ドル(約476万円)。決勝では「(賞金が)ちょっと頭をよぎった」と伊藤。ただ、「あんまりお金お金ってならないように頑張りました」と、煩悩を振り払い、見事に勝利をおさめた。
一足早い“お年玉”の使い道については、「コーチと友達に何かを買って、あとは貯金です」と、堅実な中学生コンビだった。