女子高生剣士・宮脇花綸は準々決勝敗退

 「フェンシング全日本選手権個人戦・最終日」(21日、大田区総合体育館)

 女子フルーレの準々決勝が行われ、ユース五輪銀メダリストの宮脇花綸(17)=慶応女子=は準々決勝で敗退。10年広州アジア大会団体銀メダリストで、昨年準優勝の吉沢千恵(30)=群馬クラブ=に12-15で敗れ、女子で高校生初の優勝はならなかった。

 3回戦ではともに今年の仁川アジア大会に出場した柳岡はるか(法大)に15-14で競り勝ち、自身初の8強入りを決めた。しかし、準々決勝では序盤から経験に勝る吉沢に先手を奪われる苦しい展開。一時は5点差を付けられた中、11-11まで追いついたが最後は突き放された。「優勝が目標だったので、残念。同点になって、先にポイントを取れなかったのが、自分の甘いところ」と悔やんだ。

 ただ、世界ジュニアで銅メダル、ユース五輪で銀メダルと大きな飛躍を遂げた1年に「すごく大きな舞台に立たせていただいて、手応えをつかめた」と収穫を口にした。

 大学生となる来年からは16年リオデジャネイロ五輪の選考レースが始まる。「手応えだけじゃなく、世界ランクに反映させていかないといけない。リオに出て、20年東京五輪でメダルを獲りたい。結果を出していきたい」と力を込めた。

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