伊調馨 亡き母に捧げる11度目のV

 「レスリング全日本選手権」(23日、代々木第二体育館)

 女子58キロ級では63キロ級で五輪3連覇の伊調馨(30)=ALSOK=が決勝で川井梨紗子(至学館大)を6-0で破り、63キロ級、昨年出場した59キロ級と合わせて11度目の制覇となった。

 11月28日に母トシさんが脳挫傷で急死。大きな悲しみに襲われたが、それでも出場を決め、今大会に臨んだ。

 試合内容には満足感はなく「母は試合になったら『死んでも勝て!』という人だったので、今回はいつもより勝ちを意識してしまったのが良くなかったのか」と話したが「これからは母の『死んでも勝つ』プラス自分のレスリングを追求して、いいレスリングができるようにもっと練習します」。涙はなく、前を向いて話した。

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