東福岡 苦戦も3年ぶり5度目V王手
「全国高校ラグビー・準決勝、東福岡40-12尾道」(5日、花園)
東福岡(福岡)が苦戦しながらも勝ち切り、3年ぶり5度目の優勝に王手をかけた。
前半4分、左中間ラックから右へつなぎ、最後はCTB永富晨太郎(3年)が先制トライ。だがラインアウトからのモールで押し込まれ、同7、10分に立て続けにトライを許しし、逆転された。
同26分、WTB岩佐賢人(3年)がゴール左隅にトライし12-12で折り返した。後半に入っても一進一退の攻防が続いたが、17分、ラックから左へ展開し岩佐が勝ち越しのトライ。22、24、31分と立て続けにトライを奪い最後は突き放した。
フランカー古川聖人主将(3年)は「接点の強い相手に苦戦し、自分らのラグビーができなかった。甘さが出た。準決勝で厳しい試合ができたのは自分らにとって大きい。気を引き締め直していきたい」と、険しい表情で自らに言い聞かせた。
7日の決勝の相手は御所実(奈良)。「足が速く、モールにもキーマンがいて統率のとれたチーム。自分らのラグビーをやりたい」と、覇権奪回へ意気込んだ。