帝京大がNECに勝利 9大会ぶり金星
「ラグビー日本選手権・第1日、帝京大31-25NEC」(8日、秩父宮)
1回戦が行われ、帝京大がNECに逆転勝利。06年に早大がトヨタ自動車に勝って以来、9大会ぶりに大学チームがトップリーグチームを破り、準々決勝進出を決めた。
先制された帝京大は前半を17-17の同点で折り返し、ともにPGを決め合って20-20で迎えた後半27分、SO松田力也(2年、伏見工)のPGで23-20と勝ち越した。続く35分にもSH流大=ながれ・ゆたか(4年、荒尾)のキックを1年生WTB尾崎晟也=おざき・せいや(伏見工)が抑えてトライを決め、28-20と突き放した。
39分にトライを返され3点差に迫られたものの、ロスタイムに松田がPGを決めて再び突き放した。
岩出監督は「1年間、学生が頑張ってきたことができ、スタンドの仲間とともに喜べて最高です」と笑顔。大学選手権で6連覇を果たした実力を発揮したチームをたたえた。
流主将は「最初のコンタクトのところから、やれるという手応えがあった」と振り返っていた。