新体操 全日本女王・河崎羽珠愛が1位
新体操の世界選手権(9月、ドイツ・シュツットガルト)の個人戦代表選考を兼ねる15年コントロールシリーズ第1戦が11日、味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、昨年の全日本選手権4冠の河崎羽珠愛=うずめ(17)=イオン=が、61・600点で1位となった。
日本神話の“舞の女神”天鈿女命(あめのうずめのみこと)から名付けられた全日本女王が、貫録を見せた。
「自分の良さはダイナミックさ、大きさを出す演技」の言葉通り、初の種目のフープではラフマニノフの「鐘」の荘厳な音楽にのり、躍動的な演技を見せると、ボール、クラブではミスもあったが、最終種目のリボンでは今季からの新プログラムをエキゾチックに舞い、高得点をマーク。4種目中3種目で1位の得点をマークした。
世界選手権代表には、すでに特別強化選手の皆川夏穂、早川さくら(イオン)が決定。残る1枠をコントロールシリーズ2試合と、4月の日本代表決定競技会で決定する。初代表に向け「頑張って、世界選手権の切符を獲りたいです」と、力強く意気込んだ。