白鵬 母国の「労働英雄賞」受賞へ

今後の目標を語る白鵬=両国国技館(撮影・北野将市)
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 「NHK福祉大相撲」(11日、両国国技館)

 横綱白鵬(29)=宮城野=が11日、トークショーのコーナーで、日本の国民栄誉賞に当たる、母国モンゴルの「労働英雄賞」を受賞することを明かした。授与式に出席するため15日にモンゴルに帰国、16日に国会議事堂でエルベグドルジ大統領から贈られる。

 この賞は68年のメキシコ五輪レスリングで銀メダルを獲得した父ムンフバトさんも受賞しており、親子での受賞は初めての快挙となる。

 だが、トークショーでの笑顔とは一転、取組後の支度部屋では報道陣に背を向け、帰路につく際も周りを付け人に囲ませる“完全ガード”の状態で黙秘を貫いた。

 白鵬は、全勝で史上最多33回目の優勝を果たしてから一夜明けた1月26日の記者会見で審判部を批判。優勝を決めた13日の大関稀勢の里戦が取り直しとなったことに「勝ってる相撲。帰ってビデオを見たけど、子どもが見てもわかるような相撲だもんね。なぜ取り直しにしたか。本当に悲しい思いでした。もう少し緊張感を持ってやってもらいたいね」などと話した。

 その後は1月31日に出演したバラエティー番組で心配、迷惑をかけたとおわびしたものの、審判部への直接的な謝罪はしていない。8日の大相撲トーナメントでは、審判部に足を運ぶ考えがあるかと質問され「何っ」と声を荒げる場面もあった。

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