近代五種、中東派遣を中止 人質事件受け安全優先

 日本近代五種協会は16日、過激派組織「イスラム国」による邦人人質事件を受け、3月19日からカイロで開かれるワールドカップ(W杯)第2戦への選手派遣を中止することを明らかにした。国内競技団体では既に卓球やレスリングが同じ理由で中東での大会への選手派遣を見送っている。

 ことしの近代五種のW杯は計4戦で、獲得ポイントの上位選手で争われる6月のファイナルで優勝すると、来年のリオデジャネイロ五輪の出場権を獲得できる。日本協会は当初、男女計8人の派遣を予定していた。選手からは出場を望む声も出たが、安全面を優先したという。

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