今井は“当確”残る2枠は?世界選手権

2時間7分台の日本人トップでゴールした今井正人=東京ビッグサイト
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 陸上の世界選手権(8月22日開幕、北京)選考会を兼ねた東京マラソンが22日に行われ、今井正人(30)=トヨタ自動車九州=が日本歴代6位となる2時間7分22秒の好タイムで、日本人最高位の7位に入った。今回の快走で今井が3枠の世界選手権代表に入ることが確実になった。

 代表の選考条件は…

 (1)福岡国際(昨年12月7日)

 (2)東京

 (3)びわ湖(3月1日)

 以上の3大会で日本人上位3位に入るか、今月1日に行われた別府大分マラソンで日本人1位になることが挙げられている。その中で、日本陸連が設定した2時間6分30秒をクリアした選手最大1人が内定となり、その後、世界選手権での活躍が見込める選手が選ばれる。

 福岡国際と東京の日本人上位3人と、別府大分の日本人最上位選手をタイム順に並べると以下の通りになる。

(1)今井正人(トヨタ自動車九州)2時間7分39秒東京7位

(2)藤原正和(Honda)   2時間9分06秒福岡4位

(3)佐野広明(Honda)   2時間9分12秒東京9位

(4)五ヶ谷宏司(JR東日本)  2時間9分21秒東京11位

(5)足立知弥(旭化成)     2時間9分59秒福岡5位

(6)高田千春(JR東日本)   2時間10分03秒福岡7位

(7)門田浩樹(カネボウ)    2時間10分46秒別府2位

 日本陸連の尾縣貢専務理事はレース総評で今井を高く評価した。「彼は30キロまで(先頭集団に)ついていって、離されそうになった時も非常に冷静に周囲を見てゴールにつなげた」としており代表入りが濃厚だ。残るびわ湖の出場選手の目安となるタイムは、藤原の2時間9分6秒、佐野の2時間9分12秒になりそうだ。この上で、レース内容も考慮される。

 びわ湖には09年ベルリン、13年モスクワの世界選手権マラソン代表の前田和浩(九電工=自己最高タイム2時間8分00秒)や08年北京五輪に長距離種目で出場した松宮隆行(コニカミノルタ=同2時間9分14秒)、昨年のびわ湖で2位に入った佐々木悟(旭化成=同2時間9分47秒)が出場する。

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