マラソン世界選手権代表選考は難航
「びわ湖毎日マラソン兼世界選手権代表選考会」(1日、皇子山陸上競技場発着)
15年世界選手権(8月・北京)の代表選考会を兼ねて行われ、日本勢では前田和浩(33)=九電工=が、2時間11分46秒で日本人トップの4位に入った。
降り続く雨と比叡おろしが体力を奪う。レース後の選手らは毛布にくるまりながら肩を震わせた。前田もレース後「筋肉痛があった。寒さで足が固まった」と明かした。
日本陸上連盟の尾縣専務理事は「降雨で厳しいコンディション。後半は体温が奪われ、なかなかスピードが出ない、タフなレースだと思う」と同調したが、最後は「健闘したが、結果は厳しいものだった」と辛口だった。
宗男子長距離マラソン部長は「積極性のある走りとタイムで、今井(正人)が頭ひとつ抜けている」ときっぱり。代表選手については、枠がある3人を選ぶことは明かしたが「あとは条件。記録だけとはいかない。非常に似通った結果」と、はっきりとした見解は示さなかった。選考は難航しそうだ。